離職票の見方・確認方法を解説|記載内容に誤りがあった場合の対処法も紹介

退職手続き

「離職票が届いたけど、何を確認すればいいの?」

離職票は失業給付の申請に必要な重要書類ですが、記載内容に誤りや事実と異なる記述があると、受け取れる給付額や給付日数に影響することがあります。この記事では、離職票の各欄の見方と、確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

離職票-1の確認ポイント

離職票-1には退職者の基本情報が記載されています。以下の項目を確認しましょう。

確認項目 確認内容
被保険者番号 13桁の番号が正しいか確認
氏名・フリガナ 住民票と同じ表記になっているか確認
生年月日 正しい年月日が記載されているか確認
被保険者となった年月日 実際の入社日と一致しているか確認
被保険者でなくなった年月日 退職日の翌日になっているか確認
住所 現在の住所が正しく記載されているか確認

⚠️ 入社日のズレに注意

「被保険者となった年月日」が実際の入社日より遅い場合、被保険者期間が短くなり、失業給付の受給資格や給付日数に影響することがあります。入社日と一致しているか必ず確認しましょう。

離職票-2の確認ポイント

離職票-2には離職理由・賃金の支払状況などが記載されており、失業給付の計算に直接関係します。特に以下の欄を丁寧に確認してください。

⑦欄:離職理由

最も重要な確認ポイントです。離職理由の分類(離職区分)によって給付制限の有無・給付日数が変わります。

📌 離職理由の確認ポイント

  • チェックが入っている項目が自分の退職理由と一致しているか
  • 「具体的事情記載欄(事業主用)」の内容が事実と合っているか
  • ⑯欄(離職者本人の判断)に自分の意思を正しく記入する

✅ ⑯欄(離職者本人の判断)の記入方法

  • 会社の記載内容に同意する場合:「相違なし」に○をつける
  • 会社の記載内容に異議がある場合:「相違あり」に○をつけ、具体的な理由を記入する

⑧欄:被保険者期間算定対象期間

各月の期間が正しく記載されているか確認します。期間のズレがあると被保険者期間の計算に影響します。

⑨欄:賃金支払基礎日数

各月の賃金支払基礎日数が正しいか確認します。11日以上の月が必要な回数あるかどうかが受給資格の判定に使われます。

⚠️ 基礎日数が少ない月は確認を

有給休暇を取得した日や休業手当が支給された日も賃金支払基礎日数に含まれます。実態より少ない日数が記載されている場合は修正を依頼しましょう。

⑫欄:賃金額

各月の賃金額が正しいか給与明細と照合しましょう。賃金日額の計算に使われる重要な欄です。

確認項目 照合方法
○A欄(月給など) 給与明細の総支給額と照合
○B欄(特別な賃金) 年4回以上支払われた手当がある場合に記載

⑬欄:備考

以下のような重要な情報が記載されることがあります。

📌 ⑬欄に記載される主な情報

  • 未払い賃金がある場合の金額と期間
  • 病気・育児・介護などで賃金をもらえなかった期間と理由
  • 休業手当が支給された期間

育休・産休中に無給だった期間がある場合は、この欄に記載されていることで受給要件の緩和が認められます。記載が漏れていないか確認しましょう。

記載内容に誤りがあった場合

離職票の記載内容に誤りや事実と異なる点がある場合は、速やかに対処しましょう。

① 軽微な誤り(氏名・住所など)

会社に連絡して修正・再提出を依頼します。ハローワークでも訂正できる場合があります。

② 賃金額・基礎日数の誤り

給与明細・出勤簿などを持参してハローワークに相談します。会社に離職証明書の修正を依頼することになります。

③ 離職理由が事実と異なる場合

📌 離職理由に異議がある場合の手順

  1. ⑯欄(離職者本人の判断)に「相違あり」と記入する
  2. ハローワークの窓口で事情を説明する
  3. 退職に至った経緯を証明できる書類を提出する(メール・録音・診断書など)
  4. ハローワークが調査のうえ離職区分を判定する

✅ 証拠として有効な書類の例

  • 退職勧奨があったことを示すメール・チャット履歴
  • ハラスメントの記録・相談窓口への相談記録
  • 労働条件が変わったことを示す書類・辞令
  • 体調不良による退職の場合は医師の診断書

離職票を受け取ったらすぐにやること

📌 受け取り後の確認チェックリスト

確認項目 確認方法
氏名・生年月日 身分証明書と照合
入社日・退職日 雇用契約書・給与明細と照合
離職理由 実際の退職理由と一致しているか確認
賃金支払基礎日数 出勤簿・タイムカードと照合
賃金額 給与明細と照合
⑬欄(備考) 育休・病気など無給期間の記載漏れがないか確認

まとめ

📌 重要ポイント

  • 離職票は受け取ったらすぐに内容を確認する
  • ⑦欄(離職理由)は給付制限・給付日数に直結する最重要項目
  • ⑨欄(賃金支払基礎日数)が11日以上の月が必要な回数あるか確認する
  • ⑫欄(賃金額)を給与明細と照合して賃金日額の計算に誤りがないか確認する
  • 誤りがある場合は速やかに会社またはハローワークに申し出る
✅ 離職票の確認チェック
離職票-1と離職票-2の両方を受け取った
氏名・入社日・退職日を確認した
離職理由(⑦欄)が事実と一致しているか確認した
賃金額(⑫欄)を給与明細と照合した
⑯欄に自分の意思(相違なし・相違あり)を記入した

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